Be“Kasumi-sou”

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004 2017/11/15

目に見えるものの再現ではなく、見えるようにすること。

僕の大好きな画家パウル・クレーが表現について語った言葉です。現実として形(かたち)を持って現れてくる背後には、形(かたち)以前の豊かな情報空間がある。それを見えるようにすること。脇役の役割も僕は同じだと思っています。脇役にしか見えない景色、聴き取れない言葉があり、それに対して誰よりも目を凝らし耳をすましている。文字通り能のワキのように舞台の端に座り、一見何もしていないように見えながら高度に情報をキャッチして場の物語が現れることに立ち会っている。それも観客と同じ目線で。主役であるシテはワキがいるからはじめて語ることできます。そしてワキを通してはじめて観客は、シテが抱える想いや記憶、場が持つ意味を知ることができる。僕もそんなワキ役になりたいと思っています。

菊地 大介きくち だいすけ

菊地 大介(きくち だいすけ) 1982年4月16日生まれ。早稲田大学卒業。紙媒体やWeb関連のディレクターを経験して早8年。ちょっとしたことばの置き方や心の配り方で仕事のクオリティが変わってくることにディレクションの面白さと奥深さを感じている。「一見何も役にたたないことにココロをこめる」を信条に丁寧な仕事を心がける。なるべくとらわれのない状態でいたいと日々瞑想を重ねる。