椿ーTSUBAKI-ツバキ

厳寒とはいえ、晴天には日差しのやわらかな今日この頃。風邪など召されておりませんでしょうか。冷たい風がビューッ吹く季節。私の部屋の窓を開けると、5年目を迎える椿の鉢植えに大輪の花が咲いています。その椿の模様は、白とピンクの斑で花弁の多い八重咲。日本古来種で、茶花で重宝されるシュッとしたタイプトは一線を画すものです。

これは、勤務していたナチュラルコスメメーカーの商品に使用していた椿油を作ってくださっていた生産者さんが、長崎から銀座まで苗木を30本前後も届けてくださった中の一本です。「植物はすぐ枯らしてしまうから。」「興味ないな」などと、当時50名ほどいた本社社員の7名くらいが分け合いました。「3苗持ち帰ったけど、週末の台風で2本が急に枯れた。」という話も聞くほど、鉢植えで育てるのは意外と難しいようです。私も、5苗持ち帰り、1苗だけスクスク育っています

思い返すと、日本古来種の茶花用の紅と白、ヒットパレードという赤く華やかな八重、もう一本が思い出せませんが、、、それらの品種が2-3年間は咲き誇り、小鳥が花の蜜を吸いに来ていることもありました。それらの枯れた苗木曰く「日差し環境、水やり頻度などがあわなかったから枯れちゃいました」。私としましては、手入れと管理ができず、申し訳ない気持ちでおります。

代わりと言ってはナンですが、今ある1本を大切に大切にしていきたいと思っています。そして、チャンスがあれば、また他の品種の苗木も育てていきたいです。

椿について

椿1

椿は、日本はじめ中国、東南アジア、欧米などでも流行した人気の花です。

ツバキ(椿、海柘榴)またはヤブツバキ(藪椿、学名: Camellia japonica)は、ツバキ科ツバキ属の常緑樹。照葉樹林の代表的な樹木。

科属:ツバキ科・ツバキ属
和名:椿
英名:Camellia
学名:Camellia japonica
原産地:日本、中国、東南アジア
開花期:12月~4月

日本を代表する花木で、海外でも近年非常に人気の高い木。椿は万葉集に記述があるほか、縄文時代の遺跡からも種などが発見されており、歴史の古い樹木です。常緑高木で照葉を一年中楽しめ、園芸品種の作出が行われ、花色、花形、葉の形など多様な品種が栽培されています。 花の少ない冬にも美しい花を咲かせるため、茶花の中でも格の高い花で「茶花の女王」とも称されます。

種子から採られる「椿油」は髪や肌に良いとされ、化粧品などに用いられています。また、椿の木材は強度が高く質が均一であるため、印鑑や漆器、彫刻の材料としても用いられており、文化的にも重要な樹木の一つです。

椿の花言葉

「椿(ツバキ)」の花言葉は「控えめな素晴らしさ」「気取らない優美さ」
赤い花の椿の花言葉は「控えめな素晴らしさ」「謙虚な美徳」
白い花の椿の花言葉は「完全なる美しさ」「至上の愛らしさ」
ピンクの花の椿の花言葉は「控えめな美」「控えめな愛」

“控えめ”なのですね。学びます!!

落椿(おちつばき)

ツバキの花は花弁が個々に散るのではなく、多くは花弁が基部でつながっていて萼を残して丸ごと落ちます。その様が、首が落ちる様子を連想させるため入院している方へのお見舞いに持っていくことはタブーとされています。

この話は、小学生の頃に聞いて知っていたのですが、今でも映像が脳裏に蘇るエピソードが一つあります。
小学校の入学式か卒業式の式典の最中のことです。ステージ脇の大きな花瓶に椿の大枝が生けられており、誰かが祝辞を述べはじめたらボトッと一花落下したのです。「あー、これ切り花で式典に飾っちゃ駄目な花なのになんで飾っちゃったんだろう。。。」と、当時、生け花の担当をしていた、先生の顔を見てしまいました。しかし、「首が落ちるように散るから不吉」というのは迷信で、縁起の良い植物だという説があることを、後になってから知りました。

日本では古くから常緑の植物を神聖視する文化があります。例えば松は正月の門松として用いて年神の依代とされたり、榊は木の神という漢字でも表されているように、神事には欠かせない木です。椿(ツバキ)も同様に常緑で冬でも青々と茂っていることから神社や寺に盛んに植えられているほか、邪を払う木として家の境に植えられたりします。

よく「首が落ちるように散るから不吉」と言われていますが、これは江戸時代に町民にも園芸を愉しむ文化が広がり椿も町民の間に広まっていきましたが、それを阻止しようとした武家の人間がこのような噂を流布したと言われています。しかし、現代でも落馬を連想させることから馬の名前に椿を用いることは避けられているようです。(引用:LOVEGREEN)

椿のシンボルマーク

椿2

花をモチーフにした文様やロゴ、シンボルマークは多数ありますが、椿を選んだ誰もが知るブランドを見てみたいと思います。

資生堂のシンボルマーク「花椿」

1915年に誕生した花椿マークは、初代社長の福原信三が自ら絵筆をとって描いた椿の花のスケッチが原案になっています。花の形や葉の枚数など、代々のデザイナー達の手が加えられて受け継がれ、1974年に山名文夫の手によって現在の形になっています。

長い歴史を持つこのマークには、いくつかの伝承があり、二輪の花のうち、上を向いた花は「向上心」を、頭を垂れた花はお辞儀の姿に似て「感謝の心」を表すと伝えられています。また、七枚の葉は、世界の七つの海を意味し、大正時代からすでにグローバル化を志向していたという説もあります。(引用:資生堂公式Facebook)

時代の半歩先を意識し、時代を作っていくために、変わり続ける企業姿勢が鑑みれます。大ヒットしたシャンプーTSUBKIも、一本筋の通った物語性があるからこその訴求力があったのかもしれませんね。

現会長(何代目?)の福原さんの書棚を再現したオーナーがある書店のお手伝いをしていた時期があったのですが、温故知新、文芸に傾倒された方だという印象でした。また、資生堂パーラーから出ている、椿モチーフのクッキー缶など、私の感覚では、おそらく50代(?)以上の女性、特に資生堂の化粧品を使い続けている方に贈るととても喜ばれます。20代の方の感性は、今やよくわかりませんが、あのクッキー缶を見て、どんなイメージをもつのでしょう。今度、リサーチしてみようと思います。

シャネル(CHANEL)

創業者のココ・シャネルは、女性の強さと美しさにこだわりぬいた女性でした。シャネルのカメリア(Camellia)は、“永遠の愛”を意味するブランドのアイコン。彼女の生涯は、書籍化、映画化、TV番組で特集されたりしているので、ご存知の方も多いと思います。

思春期に影響を受けた女性の一人ですが、今思うこと、感じることを一言で表すと“生涯、氣が強い”は、ひとつの美徳だとしみじみと思います。いつからか、“氣”の所在が浮遊氣味な“氣”がしております。
“氣”を取り直して!

椿油のこと

椿3

椿油はオレイン酸を多く含んでおり、私たちの体になじみやすいことから整髪料や肌の保湿剤など様々な香粧品に配合されているほか、機械油や食用、医療用としても用いられています

椿の原産は諸説ありますが日本である説が最も有力で、飛鳥時代にはすでに椿油を生産していたそうです。当時の文明先進国である唐の隣国、渤海国からの使者が日本を去る際に海石榴油(椿油)を所望したという記述が、777年であると続日本紀に書かれているほか、遣唐使の献上品にも椿油があったとされています。

椿油(つばきあぶら)は、ツバキ科ツバキ属のヤブツバキの種子から採取される植物性油脂。ユチャ(英語版)など、ツバキ属の種子から取ったものの総称はカメリア油(カメリアゆ)と呼ばれ、区別されます。

また、椿油の抽出法にも様々な方法があり、私たちの手元に届く加工品としての椿油には、“椿油100%”などの表示があったとしても、抽出の際の化学溶剤が溶け込んでいる場合があります。流通の99%以上が、この化学溶剤を含む抽出の油だと言われています。対して、昔ながらの圧搾法で抽出した油は、化学物質を1%も含みません。その生産工程の手間や抽出量の違いが価格に大きく出てしまうのですが、手間暇を惜しまず作られたものの成果物は、その効果や効能、リスク回避につながりやすいと考えます。

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日脚は伸びてもまだしばらくは寒さが続きます。皆さま、どうぞお体ご自愛くださいませ。